企業名:株式会社ゴンゾ
所在地:(荻窪オフィス) 東京都杉並区上荻1-10-6 荻窪福智ビル3階
    (四面道スタジオ) 東京都杉並区桃井1-3-2 シンコーホールディングスビル3階
    (南阿佐ヶ谷スタジオ) 東京都杉並区成田東5-17-13 ハーモナイズビル1階

ゴンゾは2019年6月、アニメ制作事業と著作権、その他の知的財産権の管理・運用事業に関して有する権利義務をスタジオKAIに承継すると発表しました。2018年末の決算報告では34億円の債務超過とされており、それが原因なのか…

以前の経営危機はグループ会社との合併により一応はゴンゾブランド消滅の難は逃れたものの、今回はゴンゾの名が失われてしまいそうです!ということで、ゴンゾがゴンゾであるうちにその名を確認しておきたいと思います!!

荻窪駅1
で、やってきたのはもう何度も何度も訪れたこの街、荻窪であります!ゴンゾは設立以来、高田馬場→新宿→練馬と移転し、現在は荻窪にてスタジオを構えております。公式には拠点はこの街に三か所、まずはそのオフィスとされる場所に行ってみたいと思います。天気はあいにくですが仕方ありません!いつゴンゾの名が消滅してしまうかわかんないですからね!ということでまずは駅北口から環八方面に向いて、

オフィス経路1
おもての青梅街道へ出ます。しっかしいつ来ても人と車が多く酸素濃度低めです!

オフィス経路2
おもてへ出たらすぐに歩道橋があるのでここをくぐった先、

オフィス経路3
こちらの路地へ入っていきます

オフィス経路4

オフィス経路5
通りをすすみ、銭湯が見えてきたら目的はもうすぐです。道が狭いもんで車は入ってくるな雰囲気ですがちゃんと入れますよ~。ちなみにこちらの銭湯は平日一般の入館料は1800円となっております!

オフィス経路6
銭湯を過ぎた先、小さなT字路の角で左をご覧ください!

オフィス外観
ゴンゾのオフィスはこちらのビルに入居しております!

オフィス玄関

オフィス社名
こちらの3階ってことですね!いまのところゴンゾの社名をしっかり確認できます!ゴンゾは正式な社名もカタカナ表記なんですね!

ゴンゾはガイナックスでPを務めた村濱章司さんらにより1992年に設立され、1998年に発表されたOVA『青の6号』では時代に先駆けたフルデジタル制作という挑戦を成し遂げ、デジタルの先駆者!とされました

その後の歴史はいろ~いろと紆余曲折あり簡単に説明しようとしてもどうやっても長くなっちゃうんですが…

ゴンゾは2000年にアニメーション制作会社ディジメーションと協力し、ゴンゾ・ディジメーション・ホールディングス(略してGDH)という持株会社を設立、ゴンゾとディジメーションはその傘下の子会社として配置されました。ディジメーションは大手コンサルティング会社出身の石川真一郎さんが設立した会社で、ゴンゾと協力することでお互いに経営を確かなものにしたってことですね

その後ゴンゾとディジメーションはグループ内で合併、のちに社名をゴンゾとし、ゴンゾ・ディジメーション・ホールディングスも社名をGDHと改めました。『最終兵器彼女』なんかは合併時の会社名「GONZO・ディジメーション」としてクレジットされてますね!

で、この頃(2000年代初頭~2008年頃)…作品でいったら『カレイドスター』『LAST EXILE』『GANTZ』『N・H・Kにようこそ!』『ぼくらの』あたりの時期はゴンゾに最も勢いがあり輝いていた頃かと思いますが、いいアニメ作ってますよね~!しかしこの頃、新宿にてスタジオを複数拠点に分けていたことや、会社が大きくなったことでの内部の行き違いや確執も起きていたようで…

その後の2008年、ゴンゾは練馬に社屋を移した際(環七沿い、現在のゲオ豊玉店の隣、建物自体は解体済み)に、制作ラインを絞ったり人員削減を行ったことでスタッフ離れを起こし、さらに会社に大きな動きがあったのは2009年、GDHグループの経営不振によりゴンゾはGDHに吸収合併されることとなりました。これによりなんとか経営難は逃れ、GDHは社名をゴンゾに改めることでゴンゾブランドを守ることは出来たものの、設立当初のゴンゾは消滅してしまったわけです

そういった騒動によりこの前後の時期にはスタッフの独立が相次ぎ、デイヴィッドプロダクションStudio五組エンカレッジフィルムズ、ランドックスタジオ(間接的にスタジオグラム)、フッズエンタテインメントといった会社が独立していったわけです。ちなみにデイヴィッドプロダクション代表の梶田浩司さんはディジメーションの共同創業者でもありますね!また、この合併によりゴンゾのデジタル制作部門は編集を手掛けるキュー・テックへ譲渡され、グラフィニカとして発足しました。で、ゴンゾ創業者の村濱氏はどうしたかというと~、ゴンゾを離れLAMBDA FILM(ラムダフィルムと読む。現在はLMDと社名変更)という会社を新たに設立しております

それから元請けは少ないながらも何とか頑張ってきたゴンゾでしたが2016年、広告代理店持株会社であるアサツー・ディ・ケー(現 ADK)の子会社と落ち着きました。が!2017年には早速不正会計…。そして冒頭でも触れましたが、2018年末の決算ではなんと34億円の債務超過が報告されております…!

さらには!2019年4月、Netflix配信予定の作品『7SEEDS』では制作遅延による放送延期をやってしまいました…。これはかなり大きい痛手なんじゃないでしょうか!なんたって世界配信ですからね…

と、えらく長くなっちゃいましたが、ゴンゾはこれだけ波乱の道を歩んできたわけです!

四面道スタ経路1
てことでスタジオ巡りを再開したいと思いますが、先ほど曲がった路地を今後は曲がらず、青梅街道をそのまま環八へすすんでいきます

四面道スタ経路2
環八へ着いたら交差点をさらに直進

四面道スタ遠景
ひとつ目の信号の先に見える、

四面道スタ外観1
こちらのビルの3階がゴンゾ四面道スタジオとなっております!

四面道スタ外観3

四面道スタ外観2
シャッターが閉まっとりますが1階はまったく別の一般の会社なんでそれはいいとして、

四面道スタ外観4
ビルわきに出入口がありました~

四面道スタ外観5
郵便受けには社名が確認できそうですが…って、よ~く見てみると、

四面道スタ社名
ゴンゾの名は確かにありましたが、横にはセブンもご一緒しております!アニメーションスタジオ・セブンで間違いないですよね??公式には高井戸あたり、近頃脱税でニュースになった電送屋TAPと同居してたと思ったんですけど~ここにもあったんですね!ゴンゾとセブン、なにか関係ありましたっけ??

荻窪駅2
ということで、残る本社スタジオを訪れたいと思いますがその前に。この度のゴンゾの制作事業譲渡先であるスタジオKAI、聞いたことない会社だな~と思ったらどうやらつい最近出来た会社らしく、住所もこの近くだっていうんでゴンゾ本社の前にそのスタジオKAIに行ってみたいと思います!!

まずは荻窪駅に戻り、先ほどとは逆に今度は阿佐ヶ谷方面へ向かっていきます

経路1

経路2
青梅街道をすすみ、中央線の線路をまたぐ天沼陸橋へ

経路3

経路4
陸橋を渡ってさらに直進していきます

経路5
そのまましばらく進んで文大杉高前の歩道橋、ここを越えたらもうすぐらしいんですけど

スタジオ遠景
住所によるとこの向かいに見えるビルのはずなんですが…

スタジオ外観
ここですね!…ってちょっと!!ビル改装中?で気づかなかったんですが、ここってゴンゾの本社ビルじゃないですかっ!!

スタジオ玄関
ここがスタジオKAIってことはつまり、結局ゴンゾってことですか!?今のところテナント案内にスタジオKAIの社名はなくゴンゾの社名を確認できましたが~…。本来はここの1階がゴンゾの本社スタジオとなっていたんですが、そういえば公式にもこの場所はいつの間にか「南阿佐ヶ谷スタジオ」と名称が変更されてるし、事業譲渡の公告を確認してみたらゴンゾ本社は最初に訪れたオフィスに所在地が変更されてますっ!!

つまり~、負債を抱えながら会社を潰してしまっては親会社であるADKが清算することになるので、ゴンゾという会社は残しつつ事前に準備しておいた新規会社に権利を譲渡することで実質上事業を継続するということですか!?…こういうやり方もあるんですねぇ。いや多分これが正しいやり方なんです!

ちなみにこのビルの2階はキュー・テック、2階の一部と5階~8階まではグラフィニカのスタジオとなっております

ということで、、まさかこういうことになってるとは思わなかったんでちょっと驚きましたが、形を変えたとしてもゴンゾという会社の意志は消滅しない…と考えれば良き事なのか。。とにかく、2019年7月時点ではゴンゾの名は残されていました!少し期間を置いてビルの改装も終わったのち、あらためてチェックしに訪れたいと思います!